龍が如く5 本当のネタバレ「相沢さんがラスボスにされた顛末」

「龍が如く5についての幼稚な考察」を書いていた者です。どうしても「龍が如く5」の意見や考えを伝えたいと思いました。これは龍が如くで人生をかなり救ってもらった私の気持ちです。どうか寛大な心で読んでください。

時間のない黒澤さんが書いた絵図はコピペです。

下書き中ですが、掲載。

 

 

 事の発端は近江連合・黒澤会長が自分の余命を知った事でした。

 

むなしさを感じ、自分の作り上げた組織や金・力を自分の息子、相沢さんへと

渡す事を決意。これが本当の目的。

同時に極道組織=「バカを操ってなんぼ」な人間と「夢を持つゴミは金も稼げない大馬鹿者」を選別・排除する事も実行。これは表の目的。

 

黒澤さんが近江会長になったのは、少なくとも

事件が始まる約一年前だと推測されます。

(黒澤さんの私兵である馬場さんが冴島さんを監視する為、事件の始まる一年前から冴島さんと同じ房になった事が根拠。)

 

しかし、黒澤さんには病気によって時間が決定的に足りません。

そこで黒澤さんは過去に組織が数日のうちに混乱・淘汰が起きた事件をテンプレートとして自身の計画で再現する事を思いつきます。

 

その事件はたぶん黒澤さん自体も経験したであろう以下の事件です。

龍が如く2」での組織会議で主要幹部がそろった時のクーデター事件

龍が如く3」での危篤状態の代表不在による主要幹部による代表の地位争奪事件

  

東城会には青山率いる人間達によるクーデターをけしかけ、

近江には自身は危篤扱いし、渡瀬さんvs勝矢さんによる代表の地位争奪戦を仕掛けます。

 

これを仕掛ける前にけっして黒幕=黒澤さんと分からないようにある細工をします。

自らは身分を隠し、時にただの連絡役として、時に府警の「芹沢さん」を演じると同時に黒幕の代役を用意しました。

(ちなみに維新でも今作でも「芹沢」という人間は作中で「実は生きてた」という設定です。そして芹沢という人間は今作・維新共に物語の裏で暗躍した人物として一致点があります。)

 

そして、計画=何かを完遂する事でなく混乱を起こすのが黒澤さんの目的=バカを操ってなんぼな人間の選別です。

黒澤さんが用意するものはあくまで「混乱」のみです。

完全なる調整でなく、過去の事件を模倣する事による混乱を5割、あと2~3割を微調整する事で利口な人間と共に「決定的な何か」を理由に混乱を収めるという「漁夫の利」作戦。

今作では冴島さん、維新では冴島さん演じる永倉新八さんが共に「漁夫の利」という言葉を発言しています。

「決定的な何か」=大幹部の首ですが、以下で説明します。

 

あと、命令は極めて単純・端的であり、命令相手に嘘の情報を知らせる事で

「命令されての発言」と「嘘とは知らずに真実として接触相手に誤報を流す」事をしています。

(第一部の森永さん、第二部全体の馬場さん、釘原さん、最終部の馬場さん等。)

 

維新では高橋克典さん演じる「武市半平太」が自ら進んで黒幕の代理を演じ、

今作では吹越満さん演じる「勝矢直樹」が本人の意思にかかわらずに黒幕の代理にされています。

(最終部・三章 「決戦の地」後のオートトーク

渡瀬さんの「お前が黒幕か?」という問いに勝矢さん「やはりそういう風になっているんですね」と答えています。)

 

具体的には

東城会にははじめは勝矢の意思・その連絡役としてクーデターをそそのかす。

相手は青山さんを利用して権力やお金を虎視眈々と狙う古参幹部に「野望」=「夢」を叶えてやるという工作をします。

古参幹部=最終部・最終章、東城会本部で倒れていた方々です。

 

この根拠は現実世界では過去の龍が如く作品をps4で販売して気付いてほしい意の他、

1.各地での大吾さんとの五分盃を反対した古参幹部が存在した事。

(第一部・二章「意外な報せ」での相沢さんの発言等から)

2.青山さん=本部長という立場での「信賞必罰」政権。

(第一部・二章「舞い込んだトラブル」後の桐生さんと相沢さんのオートトーク

名跡とされる古参でも罰として廃跡・結果を残した組は直系昇格という信賞必罰)

 

根拠は第一部・四章・「親の情」での斑目さんの発言

「青山という男が裏切り者なのは堂島会長も感づいていたはず」

 

1.五分盃を反対したのは東城会と各地の組織では格が違うとしていますが、クーデター前に抑えておきたい会長の大吾さん、大幹部としての真島さんがいない状態になるのを懸念しての発言。

また東城会本部をあえて裸にされては目立った動きをする事ができない=自ら「裏切り者」として表に立つ事になり、青山さんを「使い捨ての本部長」にして虎視眈々としている事が無駄になる事もあると思います。

(第一部・四章・「東京への誘い」で青山さんは桐生さんを「四代目は人を殺さない情けのある男」と古参幹部に聞いた旨を発言した事から青山さんと古参幹部の繋がりがうかがい知れます。)

 

2.は、大吾さんは「龍が如く4」で上野誠和会を「親戚関係」として会議の場でも対等であると強調したが故に裏切り行為で大きく足場を崩します。

その経験をした大吾さんはこの信賞必罰をある程度は理解したとは思います。

しかし、それが青山さん一人が決定権をもつ制度ではないはずです。

廃跡・直系昇格には会長である大吾さんも含めて幹部の合意の下での執行。

その執行が青山さんの派閥が多く占める決議=青山さんを立てる古参幹部にとって消えてほしい、又は昇格してほしい人間の選別であった。

 

正当な判断での信賞必罰でなく、目的があっての信賞必罰がなされる事で、なぜか青山さんを支持する派閥が大きくなる様は大吾さんだけでなく森永さんや相沢さんから見ても偏った組織になっていった事が大吾さんが青山さんを裏切り者と感づかせる一因になったと思います。

 

長くなりましたが、以上が

龍が如く2」での組織会議で主要幹部がそろった時のクーデター事件

これが黒澤さんが東城会に仕掛けた罠でしたが、大吾さんは上記に加えてこのクーデターの経験で主要人物が抑えられた事で以後、東城会が防戦一方になった事を身をもって知っています。

主要人物が抑えられない為にも五分盃交渉を「緊急会議」で発表し、強行しました。

後に黒澤さんが「ロクな結果にならない」=代表がいない事で組織自体が弱体化すると言いましたが、この結果を六代目としての生き様として背負い、組織としては良い結果のみを残そうとした事は作中明らかです。

その後の黒澤さんの当初の計画の変更は物語の順をおって説明していきたいと思います。

 

そして、近江連合に対しては水面下での「票数コントロール」による

渡瀬さんvs勝矢さんの主要幹部による会長の地位争奪戦を仕掛けます。

これは第一部・三章の「愛ゆえに」の後のタクシー内の近江組員の発言から。

会長のなる事が出来る条件をここで説明しています。

・主要幹部による投票

・敵対組織(又は同じ組織の敵対勢力)の主要人物の首を取る

実はこの部分は黒澤さんの表の目的「バカを操ってなんぼ」の「バカ」向けの目標になります。権力や力の誇示でなく、あくまでお金や「会長」という人間そのものを操る事が出来る人間の選別が黒澤さんの目的です。

そして、カリスマがある故に排除したい、しかし渡瀬さんが会長になる事を良しとするだろう勝矢さんに票を集める事で、渡瀬さんと戦争をさせようとしました。

この票は名古屋で亡くなった3番目の幹部、高知さんの傘下票だけでなく、

たぶんですが、黒澤さんが会長になるにあたり敵対した幹部の票も主にコントロールしたとも思えます。

カリスマ性だけの人間二人とコネだけの高地さんの計三人を主な幹部とする黒澤さんの近江連合。敵対した派閥は苦汁を飲む日々が続いたと思います。

そんな人間ほど操りやすい、又は自分の本当の意図を理解でき、早々にこのゲームの目的「選別」に気付けたかもしれません。

そして決定打として、渡瀬さんが自分への票が減る事で、勝矢さんを敵と気付くようにする為に、時系列では渡瀬さんが気付く直前で渡瀬組傘下の幹部票を最後にコントロール=買収したと思われます。

ただ、いつ気付かれて渡瀬さんvs勝矢さんの戦争になってもいいようにしていたのですが、青山さんが桐生さんの情報を使って渡瀬さんを福岡に誘導した際は「芹沢」という刑事を演じて、渡瀬さんを大阪に帰そうとしてるのが見て取れます。

 

龍が如く3」での危篤状態の代表不在による主要幹部による代表の地位争奪事件

これはほぼ成功したといって良いと思います。

組織票がなぜか自分に集まるのを不審に思った勝矢さんでしたが、黒澤さんの目的がわからない以上、組同時の前面戦争を回避する為、東京に出向き4人による決戦に持ち込まざるを得ない状況にさせられます。

 

 

第一部での活動

 

はじめに登場するのは桐生さんに渡瀬さんを

「丸く収めてほしい」という事で登場。

 

この時点では桐生さんをこの騒動に巻き込む事はあまり考えていないと

思います。

理由はこの渡瀬組の福岡遠征は「青山さんが勝手にした行動」だからです。

 

黒澤さんの計画では、渡瀬さんは勝矢さんと会長の座をめぐって争ってほしい所。

その計画がおバカな青山さんの行動で乱されたのです。

それを整える為には渡瀬さんが満足して大阪に帰る必要があります。

 

この時に「森永さん・相沢さんの渡瀬組カチコミの阻止」等の理由もつけます。

ですが、森永さんにはすでに「桐生さんを山笠組本部に連れて行く」命令が

出ています。カチコミの件はブラフだと伺えます。

 

本当の目的は渡瀬さんの大阪帰還のみで、実際、渡瀬さんが大阪に帰るまで

刑事の「芹沢」さんとして監視していました。

 

その中でまたも問題発生。

森永さんが桐生さんを東京に誘います。

すべては先に東京に帰れとメモを残し、この混乱に巻き込まれないようにした

相沢さんを桐生さんに託す為の発言。

森永さんは「桐生さんに脅されたぐらいで」と発言してます。

しかし相沢さんを死んだと発言した後、

森永さんは桐生さんの凄さを身をもって知ります。

本当に相沢さんの事を想う桐生さんに、咄嗟の判断で相沢さんに託す事を決めます。

そして相沢さんにも桐生さんに会うように

「お前では桐生一馬を越えることなどできない」と電話で発言。

監視されているかもしれないと感じた森永さんは相沢さんに

「桐生さんを頼れ・桐生さんに会え」とは言えなかったと思います。

こういう伝え方しかできませんでした。

 

しかし、ある出来事が新たに起こった為に、この問題を利用し、

桐生さん、冴島さんを使って、隠れた人達をあぶりだす事を思いつきます。

 

真島さん失踪を利用した「真島さん死亡報道」

 

(般若の和彫りを背負った)顔を潰した人間を用意し、警察に見つけさせる。

そして必ず行われる法的行為「身元確認」を東城会の古参幹部にさせます。

真島さんが失踪したのは真島さんの意思。

しかし真島さん死亡の確認は「身内」にしかできません。

こうする事で警察は捜査開始、警察の情報として新聞社に事件を報道させます。

 

こうして桐生さんを東京に誘う事で、東城会がある東京で混乱を起こし、

隠れている大吾さん、真島さんが必ず帰るであろう東京にて待ち伏せする事ができました。

 

 

第二部での活動