龍が如く5 本当のネタバレ「相沢さんがラスボスにされた顛末」

「龍が如く5についての幼稚な考察」を書いていた者です。どうしても「龍が如く5」の意見や考えを伝えたいと思いました。これは龍が如くで人生をかなり救ってもらった私の気持ちです。どうか寛大な心で読んでください。

森永さんは「うちはイタチ」になりたかった。 ~お前は桐生一馬には勝てない発言の真意~

森永さんは「うちはイタチ」になりたかった。
~お前は桐生一馬には勝てない発言の真意~


うちはイタチとは

ジャンプの漫画「NARUTO」のメインキャラクター、
うちはサスケの兄。

木の葉隠れの里という忍集団の中でも特に
実力が高いうちは一族出身。

木の葉隠れの里と、クーデターを企てるうちは一族の
板挟みになる。

苦悩の末、クーデターを企てたうちは一族の人間すべてを殺害する。
しかもクーデターの首謀人物はイタチの親だったが両親をも殺害。
しかし、実の弟であるサスケだけは殺せなかった人物です。


イタチは同族を殺害し里を去る際、弟のサスケに、
「俺を憎め!強くなって俺の元に来い!」
このように言い放ちました。

うちは一族によるクーデダーの情報は上層部のみの秘密になり、
イタチは「木の葉隠れの里を裏切った」として各国に手配書がまわる
犯罪者という存在となりました。

以上が「うちはイタチ」の簡単な説明です。

 

うちはイタチの「俺を憎め、憎んで強くなって俺の元に来い!」
この発言の意図と
龍が如く5の森永さんの「お前には桐生一馬を超えることなどできない」
という発言の意図は同じです。

イタチも森永さんも
木の葉隠れの里・東城会を裏切ったようにみせて
本当は木の葉隠れの里・東城会(大吾)の為に「本当の敵」の
情報を得ようとするスパイ役に自ら進んで買って出た存在。

誰にも事情を説明できない状況下で
弟を守る為、弟の力になる人物に対して煽る言葉で挑発する事で
弟を誘導する為に「言葉」を曲げる必要があったのです。

うちはイタチ
対象はイタチ自身。イタチ自身の命を捧げる事で弟のサスケに
うちは一族しか使えない術を与え、さらに「本当の敵」への
時間差トラップを眼に仕込む事に成功しました。

森永さん
対象は桐生さん。

はじめは死を覚悟してのスパイ役に相沢さんを巻き込まないように
病院に「東京へ戻れ」というメモを残して埠頭にきました。

しかし相沢さんを殺したと嘘の情報を言った森永さんを
桐生さんは怒りの形相で殴りかかろうとしました。

想像していた以上の迫力におののきながら銃撃、
足を撃つ事と渡瀬さんの静止もあり、かろうじて桐生さんは止まります。

そんな相沢さんを真剣に想ってくれる、
そしてなにより強い桐生さんを見て、
車にそのまま乗りこもうとするのを止めて、
咄嗟にこう言います。

「答えは東京にあります。待ってますよ、桐生さん」と・・・。


物語として見れる部分ではいつ言われたかわからない
森永さんから相沢さんへの「お前には桐生一馬を超えることなどできない」発言。

実は、森永さんはこの埠頭を去った後に電話で相沢さんに伝えたのが
真相だと思います。

うちはイタチと違って森永さんは現実世界の人間。
術を授ける・超常的な力をどうこうする事はできません。

すでに「東京に逃げろ」と相沢さんにメモした森永さんは
その東京に桐生さんを誘い出し、相沢さんが桐生さんを見つけるように
「お前には桐生一馬を超えることなどできない」と挑発する事で
相沢さんが桐生さんを見つけ、
桐生さんが相沢さんを守ってくれると思っての言動をしたと思います。

 

(絞めの言葉)

 

-----------以後、ツイッターでのご意見を頂いた上で、文章作成、レイアウト決め。


よく第一章(福岡)の話をしてて突っ込まれるのは黒澤さんについてです。

黒澤さんにとっては桐生さんを東京に出すのは自然なのでは?と周りに言われました。

黒澤さんの狙いは東京での桐生さん・冴島さん・渡瀬さん・勝矢さんの
4人での殺し合いでは?と言われるのですが、それ自体が間違いです。

黒澤さんは肺がんで、命の時間そのものがありません。
なので黒澤さんは過去に短時間で組織が混乱した事件を再現させる事で
東京と大阪、二つの組織を再統合しようとしたのです。

東京・東城会へは龍が如く2の郷田龍司が起こした
「主要幹部が揃った時の本部クーデター事件」

大阪・近江には龍が如く1での消えた百億円事件中の
「世良会長死亡による会長の座争奪戦事件」

東城会側の大吾は、この策を読む事ができました。

しかもとてもわかりやすい伏線が張られていました。

 

黒澤さんは東城会側の古参幹部を使って
青山さんに「桐生さんを引っ張りだせば、それで良い」と伝えました。

この際の引っ張りだせた際の見返りはなんだったのでしょうか?

[それで良い]という事は条件を達成すれば、[良い]として見返りを出すという
文章だと思います。
命令の完遂・ でも青山さんは自分が「駒」だとは気づいていない。
見返り=会長代行の座。
ついでに会長代行の責任として福岡騒動のけじめ=命の献上
=>駒だときづけない青山さんの生焼け感を説明
ことわざ:名を捨て実を取るができる古参幹部=黒澤さんの求める人材


注目してほしいのは
その前の青山さん殺害時の台詞
「口の軽い極道たちが悪い。
 桐生さんにちょっと脅されただけで余計な事を
 ベラベラと喋ろうとするからですよ。」

「最後は力!」という冴島さんや真島さんと同じ思想を持ち、
東城会は堂島大吾ありき!が行動原理の方でした。
(今後、説明は必要?)

(それと冴島さんと真島さんの兄弟の契り、義理を通さなければ殺す!の誓いを
記入)


==森永さんの場合==

東城会vsクーデター一派の抗争での板挟み
しかも自身もクーデター一派出身。

 

その中で今度は青山さん支持の古参幹部達から青山さんの殺害の命令を
受けます。

青山さん殺害命令の理由は
青山さんが扱いづらくなった=勝手に渡瀬を福岡に誘った事。
青山さんは扱うには少し小賢しく感じ始めた。

黒幕の黒澤さんは
大阪では
龍が如く1「トップ不在状態での次期トップ争い」での混乱をテンプレにした
渡瀬vs勝矢のトップ争いを演出する事が目的。

渡瀬には一刻も早く大阪に戻ってもらいvs勝矢がいつ起こっても良い状態に
行動したい黒澤さん。
ですが渡瀬は桐生さんに夢中なのでケリが付くまで帰りそうもない。


今回の福岡での騒動をさっさと済ませる為に
青山さんを「会長代行」の地位を与えて、山笠組と揉めさせる。

責任を命をもって取らせる形を演出。